治療方法

当院の治療方法は院長が今まで勉強してきた治療法の良いところを組み合わせて行っていきます。

筋肉をほぐす事(筋・筋膜に対するアプローチ)と関節の動きを良くする事(靭帯・関節包に対するアプローチ)では治療の対象となる組織が違うためにそれに合わせた治療法が必要となります。

治療法は得意とする組織が違うためいくつかを組み合わせた方が効率が良いのです。

下記に当院で治療に使っているいくつかの治療法を説明いたします。

ちなみにボキボキしたりはいたしません。

プレーティング

プレーティングとは1990年に故伊藤直榮先生によって開発された治療方法です。

伊藤先生は日本だけではなくカナダの理学療法士のライセンスを取得し 帰国後は信州大学の教授を勤めながら臨床でも活躍され、優れた治療家 そして教育者としても知られた日本の理学療法のパイオニアです。

 

当院の施術スタッフは全員、その伊藤直榮先生の遺志を継ぎ現在プレーティング研究会の会長をされている東保潤之助先生から直接の指導をうけています。

 

そして実際の治療法についてですが、プレーティングは下の写真にあるプレートと呼ばれる三種類の木の板を使います。

手では届かない場所にある筋肉、筋膜に対して効果的なアプローチができます。

筋膜リリース

筋膜とは、体全体の筋肉を覆っている膜です。ラップのようなものだと思って下さい。
どこか一か所でもつまむと引っ張られて硬くなる性質があります。
魚肉ソーセージは外装のラップを開ける前は硬いですよね?それはラップが張り詰めているからです。
魚肉ソーセージの中身が筋肉で、ラップが筋膜だと思ってもらえれば分かりやすいです。
これで分かることは中身の筋肉より外側のラップ(筋膜)を緩めないと身体全体が元に戻ってくれないということです。

そこで筋膜リリースの出番です。
身体を治すにはラップ(筋膜)を緩める必要がありますが、実はラップ(筋膜)にはある程度の決まったラインがあります。
身体の前、横、後ろなどに決まった繋がりがあるのです。筋膜リリースはそのラインに沿って正しい位置にラップ(筋膜)を戻す施術です。
日頃の生活習慣などでねじれた箇所を見つけゆっくりと正しい方向へ、正しい圧で押しながら治していきます。
リリースとは解放という意味なので文字通り筋膜の硬さから解放してあげるわけです。